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吉田 勝; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
J.Pharm.Sci., 68(5), p.628 - 631, 1979/00
被引用回数:20-78Cのような低温において、ガラス化性モノマーを放射線重合することにより微粒子状カプセルを合成した。このようなカプセルはポリメチルメタアクリレートなどのポリマーを系中に共有させることにより得られる。この場合、粒子状モノマー表面は低温で沈澱折出するポリマーによって見かけ上被覆されるため、モノマー同士の凝固がおこらないと考えられる。完全な球状カプセルはエタノールを冷却溶媒とした時に得られた。このカプセルから薬物の除放性はUSPXIXに準じ、37C,100rpmでおこなった。薬物の溶出速度はガラス化性モノマーの重合物の親水性が増加すると増加する傾向を示した。一方、このカプセルにポリエチレングリコール600を用いて多孔質構造を与えた場合、溶出速度は、さらにはやくなることが明らかとなった。
吉田 勝; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
J.Pharm.Sci., 68(7), p.860 - 862, 1979/00
被引用回数:13ジメチルアミノエーテルメタアクリレートーメタアクリル酸コポリマーは陽イオン型ポリマーで胃液pHにおいてのみ溶解し、メチルメタアクリルレートーメタアクリル酸コポリマーは、陰イオン型ポリマーで腸液pHにおいてのみ溶解する。これらのコポリマー存在下、ヒドロキシエチルメタアクリレートのようなガラス化性モノマーでかつ、生体親和性の大きいモノマーを低温下で放射線重合することにより、アスピリンなどの医薬品を含むカプセルを調製した。このカプセルからの医薬品の溶出性をpH2~10の範囲で検討した。また、多孔質構造と溶出性の関係は走査電子顕微鏡を用いて検討し、pHに依存しないポリエチレングリコール#600存在下での多孔質構造、溶出性との関係についても比較検討した。